「難しくないフライフィッシング その5 ~フィッシング(ルースニング)~」
おはようございます。
森本です。
「難しくないフライフィッシング」
その1 ~釣り具の説明~
その2 ~ピックアップ&レイダウンについて~
その3 ~ロールキャストについて~
その4 ~フィッシング(ドライフライ)~
その5 ~フィッシング(ルースニング)~
その6 ~魚のリリース方法~
その7 ~釣り場の紹介~
前回はドライフライ(水面に浮くフライ)フィッシングを紹介させていただきました。
今回は、ルースニングといって水に沈むタイプのフライを使い、インジケーター(エサ釣りでいうウキのようなもの)を使ったフィッシングを紹介します。
題して
「難しくないフライフィッシング その5 ~フィッシング(ルースニング)~」
です。
まず、ルースニングとはどんな釣り方なのか? あくまで管理釣り場での釣り方ですが以下動画にて実際にやってみます。
この動画では、フライより1m上にインジケーターを付けたシステムを組んでおり、インジケーターがウキの役割を果たし、魚がフライを食べたらインジケーターが沈むので、アワセています。
あれ? これはいわゆるウキが沈んだらアワセる「ウキ釣り」と同じでは?
と思われる人も多いと思いますが、、、
その点は「YES」でもあり「NO」でもあります。
「NO」の理由ですが、エサではなくフライを使うという点だけでなく、インジケーターの役割自体が、特に実際の自然河川で釣りをする場合などウキではなく目印としての機能が主となるからです。
ただし、自然河川でのルースニングは非常に奥が深く、ドライフライの何倍も難しい釣り方ですので、今回は管理釣り場でのルースニングに特化して説明させていただきます。
まず、ルースニングにて広く使われているフライを紹介させていただきます。
[例1]ビーズヘッドヘアーズイアーニンフ
ニンフ(水生昆虫の幼虫を模したフライ)の代表的なフライであり、水に沈めるフライとして最もよく釣れる一つ。
頭にはビーズを付けており、沈む速度を早くしています。
ドライフライに反応が悪い際など、こちらのフライから試してみるとよいでしょう。
[例2]エッグフライ
イクラなど魚のタマゴを模したフライ。
特に産卵期にはタマゴをよく捕食するので、魚が見慣れており非常によく釣れます。
ただし、釣れ過ぎるためエッグフライ自体を禁止している釣り場もあるので、事前に確認してから使用するようにしましょう。
またタックルは基本のもの(こちらで解説)でOKですが、ルースニングの場合は別途インジケーターが必要になります。
インジケーターはどのように使うかというと、基本タックルのテーパードリーダー部に装着します。
装着位置は、フライから50cm~2m上を目安につけます。 釣場状況により、少しずつインジケーターの位置を移動させながら釣れる位置を見つけましょう。
キャストはピックアップレイダウン(こちらで解説)、ロールキャスト(こちらで解説)のいずれでもOKです。
キャスト後、フライが沈みインジケーターが水面を漂います。
そして魚がフライに食いつくとインジケーターがスーッと水に沈みます。
ここから2秒程度待ってからアワセてみてください。(状況にもよります。)
アワセの後はドライフライフィッシングとまったく同じで、魚を寄せてきてネットインします。
(こちらをご覧ください。)
いかがでしたでしょうか?
この「ルースニング」は、特に管理釣り場においては簡単で非常によく釣れる方法として広まっています。
管理釣り場での釣り方としては鉄板で、ドライフライで釣果が上がらない時でも、ルースニングに変更したとたんに爆釣状態になることもあります。
ウキ釣りみたいでカッコ悪い! なんて思われるかもしれませんが、ぜんぜんそんなことはなく広く知れ渡った方法なので、ぜひ試されることをオススメします♪
釣れないより釣れた方が楽しいですからね^^
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